育毛を謳う商品は、たくさん販売されていますよね。
ドラッグストアなどで買える育毛剤の代表としては「リアップ」「サクセス」「毛髪力」「アデノゲン」「カロヤン」「モウガ」「ハツモール」「スカルプD」といったところでしょうか。通販CMでは「柑気楼」などはよく耳にしますね。WEBで「育毛剤」を検索すると、よく目にするものだけでも「チャップアップ」「ポリピュア」「イクオス」「ブブカ」「フィンジア」…といった具合に、世の中には数えきれないくらいたくさんの育毛剤が発売されています。
育毛剤を使ってみたい、と思うけれど、一体どれが自分に合っているのか…。
結局は、試してみないとわかりませんよね。
塗布して1日で、ふっさふさに生えてくれば効果をすぐに実感できますが、髪の毛はそんなにすぐには生えませんから、継続して使ってみて、効果が出ているかどうか確認する必要もあります。
手ごろな育毛剤を買って、効果を感じられない間に脱毛症が進行してしまったら…。
もうすぐ効果が出るかも、と思って、育毛剤を変えられない、止められない…。
効果があったと思って継続使用しているけれど、もっといい製品があるんじゃないか…。
そんなリスクを極力減らすために、一つのガイドラインをご紹介しましょう。
それは、日本皮膚科学会による「男性型脱毛症治療のガイドライン」に掲載されています。
推奨度の分類は次のようになっています。
A 行うよう強く勧められる
B 行うよう勧められる
C1 行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない
C2 根拠がないので勧められない
D 行わないよう勧められる
このガイドラインよると、育毛に効果があるA評価なのは「ミノキシジルの外用」と「フィナステリドの内服」の二つだけ、ということになります。調べてみると、どちらも薬として認められている成分でした!
ということは、多くの人に一定の効果が認められている、ということなんですね。
なお、上記に挙げた育毛剤のうち、ミノキシジル配合のものは「リアップ」だけ、ということになります。
そういえば、「リアップ」は医薬品でしたね。
ちなみに、フィナステリドは、医師の処方箋が必要な内服薬でした。処方してもらいたい方は、AGA治療の病院へ行ってくださいね。